『天使突抜367、通崎好みのおうち拝見!その3』

367のこの階段、幅がかなり広いような?

平面図から正確には割り出せないが(南隣とは壁共有・階段と部屋との仕切りは大壁なので中に柱10cmが入ったとして壁厚もあり)階段幅は120cmほどあるのではないか。京都の古い長家の階段、おそろしく狭いケースが多い。我らの住居(4軒長屋)、階段幅は76.5cmである。これでも以前の家のに比べたら広いほうなのだ。

さてこの幅広階段、無垢の松で作られ存在感ありで頼もしい。そもそも367を倉庫と用途を決めていたからこのような設計が可能だったと本にも書かれている(2階も倉庫であるから当然物の出し入れあり)。加えて2階には小さなキッチンがあって、客を迎えた際には2階が応接間やダイニングの役割を担うことになるゆえ、使われる頻度を考えてもこの階段の広さは正解かな。

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階段の下から4段は引き出し式の下駄草履などの収納庫

階段の上の天井は京都の長屋によくある火袋跡なので屋根裏まで吹き抜け=
火袋=http://www.kyoto-araki.jp/kyomachiya/sumaiarekore/kouen_thehouse1_hibukuro.html

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階段踊り場の反対側には、光を取り入れるため屋根に天窓がある。

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そして、美しい壁、凝ったスイッチプレート

庭の「版築」と呼ばれる塀に続いて、室内の壁は「漆和紙」という手法で仕上げられている。これは・・大壁の素地(ラワン材)を調整し下地漆を刷毛で塗る。次に漆入りの糊を和紙につけて1枚ずつ壁に貼り、その上からまた下地漆に灯油を混ぜて仕上げるという・・聞いてるだけでクラクラしてしまう手間(手漉き和紙を107枚貼ったそうな)。しかも漆を扱うのだからかぶれも出る。これが真夏の作業だったというから作業に当たった方々の苦労が偲ばれる。建物全体がしっとりおちついた雰囲気となりとても洒落ている。

その壁にシンプルなスイッチプレート。使われている素材はマリンバの鍵盤の板、ローズウッド。再利用して建物のあちこちにコンセントプレートと共にはめ込まれている。(プレートは全部で13枚。使われているねじ釘は・・なんとマイナスのみ。近年ねじはプラスがほとんどでマイナスを探し出すのも苦労だったとか)

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続く〜

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# by nabetsuma | 2019-02-27 10:05 | Kyoto-Quest

『天使突抜367、通崎好みのおうち拝見!その2』

さあ、ツアーの開始、くぐり戸を抜けてお家の中へ

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今朝、天使突抜367の本の表紙カバーをなんとなく外して手に取ってみたら、なんと裏表紙に『リノベーション平面図』が印刷されているのを発見。4年前に読んだ時「設計図があれば本の内容がよく分かるのになあ・・」と思ったのだった。

<1階の平面図>

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その図から軽く計算したところ、リノベーション後の延べ床面積は約74平米、売り出し時の不動産屋のチラシには現状延床面積約62平米とあるので、12平米ほど広くなっていることが分かる。元は「木造2階建て・間取り6K」の建物から、1階2階それぞれ一間の「2K」にリノベーションされ洗面所や浴室はない。というのも、ここは通崎さんが仕事に使うマリンバ等の楽器や収集した古い着物を納めた和ダンスを置く「倉庫」なのだ。

玄関入って北東側にあるコンクリート土間には自転車や演奏旅行用のトランクが置かれていた。この土間は1.67坪ほどあり結構広い。

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北側の壁:鉄筋構造の収納スペース

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1階の土間をあがるとフローリングの楽器置き場。西奥には庭に面した窓あり。
床材は無塗装のチェスナット(栗)、防水効果のある荏胡麻の油で塗装=

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この建物の窓や扉は・・アルミサッシではなく、ご近所の由緒ある商家(取り壊しになった)から譲られた古い建具が使われている。これがなんともいい感じで室内の壁や天井とのマッチングが素晴らしい。

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裏庭には端から端まで低めの濡れ縁がある。お隣との境界の壁もまた淡いグラデーションが美しく、意外に圧迫感がない。この庭は2坪強ほどあり、将来的に浴室を増築できるスペースとして設けられているらしい。壁が・・ミルフィーユのようだ〜(版築と呼ばれる壁、作業はかなり大変だったとのこと。「天使突抜367」に詳しく説明あり)

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トイレの窓も商家からのもの。木枠も美しいが、ガラスのレースのような地模様が西日を和らげプライバシー保護の役割を果たしている。

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続く〜

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# by nabetsuma | 2019-02-25 11:28 | Kyoto-Quest

『天使突抜367、通崎好みのおうち拝見!その1』

エカキは羊年の生まれである。そのつながりで「ひつじの会」という食事会のイベントがときどきあるのだが、メンバーの中にマリンバ奏者の通崎睦美さんがいらっしゃる。都ではとても著名なのでご存知の方もいるだろう。その通崎さんが2010年に自宅近所の路地奥のおうちを購入しリノベーションされた。そのもようは御書「天使突抜367」でこれまた有名である。今アマゾンを確認したら、4年前の5月8日にこの本を注文したらしい。(アマゾン・・聞いてもないのにこういう表示は・・こわい!)

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この「天使突抜」というネーミング、京都に実際にある町名である。リノベーションしたお家の住所が本の題名になっているので、想像するに出版当時は本を片手に建築フェチが大勢やって来たのではないだろうか? このお家を縁あって見せていただけるということで出かけて来た。(出かける日の朝、予習で本を再読したのは言うまでもない)

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ところで、nabetsumaはこの「天使突抜」という町名を以前から知っていた。それというのも「京すま/京都に住まえば・・・」という変わった名前の雑誌が刊行されたからだった(この淡交社の雑誌の創刊号に「天使突抜」の記事があった)。

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左、通崎さん
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お待たせしました=4軒長屋の一番奥にあるリノベーション建物の玄関です=
ちなみに人間は小さな扉(くぐり戸)からの出入りだが、大きいものや楽器などの出し入れは上から下まで全面的に開閉できる大戸からだそう。

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続く〜

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# by nabetsuma | 2019-02-24 16:24 | Kyoto-Quest

『確定申告書提出!おわった〜〜の、町歩きin Kyoto その2』

確定申告、書類を提出で終了! 帰りは歩いて四条河原町までの第二弾=
かなり前、ここを通過して撮影した時には
こんなにきれいじゃなかった。救世軍の建物
http://www.salvationarmy.or.jp/index.php?京都小隊
えーーっ!
ここヴォーリズの建物だったんですか!?
救世軍京都小隊(うわっ、やっぱり軍隊なんだ)

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気に入ったのは、門

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この”門”も・・

ヴォリーズなのだろうか??



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# by nabetsuma | 2019-02-23 08:42 | Kyoto-Quest

『確定申告書提出!おわった〜〜の、町歩きin Kyoto』

確定申告、書類を提出で終了! ほっとして帰りは歩いて四条河原町まで=

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ファッション系の専門学校を見つけて驚く。

街中にこんな建物あったのね〜(京都市内は景観条例で建物の色合いなどの規制もあり)


http://dsf.ac.jp/information/


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すると、東側にもペパーミントグリーンの建物が!

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写真手前の建物は、お決まりの・・簡易宿泊所

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地道にやってます・・
https://thworks.thebase.in

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# by nabetsuma | 2019-02-22 11:18 | Kyoto-Quest

ヴィンテージ・ナベを国内外から収集し「鍋道」を極めんがため精進する不敵な奥様。


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