カテゴリ:旅ツマ3南仏→イタリア( 3 )

TabitsumaJunk「11:南仏からイタリアへ」の巻

(=∧=)みなさま・・もうすっかりお忘れかと存じますが、このブログには「28年前の旅行記/旅ツマ・ジャンク」がありました・・

と、とつぜん、書こうかなあ〜〜

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エカキ&そのツマ&ちび息子の旅は1979年12月にパリに降り立ってから南仏・スペインと放浪し、再び南仏という経緯である。
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カルカソンヌ のもうひとつの思い出にクレープリー(クレープ屋)の『ピーチメルバ』がある。桃のコンポートが入ったパフェのこと。クレープリーではそば粉で作る塩味の「ギャレット」が美味しい。東京の神楽坂にもクレープリーが出来たんですぐにエカキを派遣したがエカキは「美味くない!」の一言だった。

そのクレープリーでは毎日のように出かけては、甘辛双方のクレープを楽しんでいた。カルカソンヌ最後の夜もそこで夕食をすませ、夜11時の列車を待っていた。なんでそんなに遅くの夜行に乗るかというと、我々が買った「トランスアルピーノ」という列車周遊券はフランス国内では夜行しか利用できない代物だった。ああつらい。

その夜食べたもの。ギャレット・コンプリート(チーズ卵ハム入り)、クレープ・バナーヌ(バナナクレープ)、シードル・ドウ(甘いリンゴ酒)、テ(紅茶)と手帳にはある。すると、となりの席のおねーさんが・・

(0=0)「この子にピーチメルバ、あげてもいい?」と聞いてきた。
(=∧=)「はあ?」と思い、やおら息子を見たら、口に指を1本くわえて、となりをジーッと見つめていた・・ゲッ!

欲しいの?と聞いたら「うん」。しかたなく注文する。ところが、10時までクレープリーで粘りカルカソンヌ駅の待合室に移動したとたん、息子はゲロげろーー。またぞろやっちまった。

このままホテルに引き返すべきだったのだが、予定を変えたくない親たちはそのまま乗車決行。そういうときに限って夜行が思いのほか混んでいる。列車の通路にある補助席も満員。こちらは揺れている通路でぐったりして眠っている息子を抱っこしたまま立ちっぱなし。見かねた車掌が近くのコンパートメントをガラッと開け「みなさん小さな子どもを抱えたこの母親を座らせてやってください!」と眠ってる乗客に協力を願い出てくれた。
(もち席に無理矢理押し込まれた)

しかし、このままアヴィニオンまで旅を続けるのは困難と判断し、ナルボンヌで下車し駅の真ん前のホテルに駆け込んだ。2星ホテル・・初めて! 午前1時半のことだった。
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この絵は・・ナルボンヌ・・だと・・思う・・
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by nabetsuma | 2008-07-28 06:41 | 旅ツマ3南仏→イタリア

TabitsumaJunk「12:南仏からイタリアへ」の巻

(=∧=)旅の記録:南仏をスペイン側からイタリアへと移動していきます。

1980年
1.27/カルカソンヌからナルボンヌへ
1.29/ニーム
1.31/タラスコン
2.04/エクス・アン・プロバンス
2.07/サン・ラファエル

エカキがナルボンヌで残している日記から。

『やむを得ず飛び込んだホテルは2つ星で、またこのホテルのシェパードが私を見ると吠えついてきて困った。マダムはサン・アミュゼ(機嫌が悪い)と弁解していたが、彼は私が気に入らなかったに違いない。妻はどこに行っても犬には好かれる。』

『息子の熱はどうにかひいたが、念のためもう1泊するか、ニームに向かうか迷ったが、ホテルが少々高いのと、前述の犬のせいで後者を選ぶ。』
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スケッチはナルボンヌ。

『ニーム、ローマの遺跡が街の真ん中にあるだけで、街自体は小パリといった感じのわりにはとりえも渋さもないつまらないところのように感じられた。』

『バルセロナ並みに空気の悪いニームに長居は出来ないと、小雨の中次の街タラスコンへ昼間の列車で移動。去年バスで通り過ぎたときには小さな村だと思ったがわりあいに南仏らしい街並でこじんまりとまとまっていてニームよりずっと気に入った。』


タラスコンでエカキツマが覚えているのは、トラベラーズチェックが使えない!ということだった。日本を出発する前にFF(フランスフラン)のトラベラーズチェックを買い込んでいたのだが、安ホテルや安レストランでは「ノン!」を喰らってしまう・・なんでや! トーマスクック社のトラベラーズチェックだし、提携先は「ソシエット・ジェネラル」というフランス国内で一流の銀行なのに。とにかく「現金オンリー」と言われてしまう。そういうときに限って手元に現金がなくなってくる。しかも土日は銀行が完全にお休み・・さあ、どーする!?

いちかばちか、「この街で一番高級なレストランに行くわよ!」とツマが先導。ここでチェックを出して「ノン!」と言われたら、われわれは無銭飲食になるのだ! 味もなにも覚えていないので、食べた気もしなかったんだろう。ドキドキしながらトラベラーズチェックを差し出すツマ。それを見て・・
「あーーあ、まあいっか」と受け取るレストランの店主。実はこの日レストランはなぜかお客が次から次へと大入り満員だったのだ。当然機嫌の良い店主はチェックのおつりを現金で出してくれたのだ。ボンシャンス! ← ラッキー
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by nabetsuma | 2008-07-26 07:02 | 旅ツマ3南仏→イタリア

TabitsumaJunk「13:南仏からイタリアへ」の巻

(=∧=)南仏を東へ東へとイタリアへ向かって移動していきます。
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エカキがエクス・アン・プロヴァンスで残している日記から。

『列車はアルルを過ぎると牧場をいくつもいくつも越えて葡萄畑を過ぎ、入り江とトンネルをひとつ抜けると、マルセイユの湾沿にひしめいている街にすべり込んだ。ここからエクス行きの列車に乗り換え、かなたにセザンヌのタブローで有名なサント・ヴィクトワール山の姿が見えたまでは良かったが、エクスの案内所は感じ悪く、もらった地図はちっとも役に立たず、街はちょっとニームに似てへんに都会的で良いところがないように思えた。』

2.04/エクス・アン・プロバンス
2.07/サン・ラファエル

それでもエクスに3日間は滞在したようで、セザンヌの家やら美術館やらを訪れそれなりに収穫はあったもよう。

『サント・ヴィクトワール山に別れを告げ、一路サン・ラファエルへ向かう。イタリアに入るにはどこかに一泊せねば難しい。マルセイユで軽い昼食をとり乗り継ぐ。海沿いはどこかスペインに似た風景が続くなか、ミモザの黄と梅の淡いピンクが一足早い春の訪れを告げていた。』

冬のサン・ラファエルはほとんどのホテルが閉まっており、泊まるところを探すのに苦労したらしい。しかたなく「103フラン」というこれまでで一番高い宿代を支払うことになったが部屋自体はまったくたいしたことなく「南仏の観光地値段」にとまどう。

『夕食はまたこりもせずヴェトナム料理屋へ行く。牛のプロシェットとヌードルは特製酢(ニョクマム入り?)をかけるとなかなかいけたが、白飯はまったくおいしくなく、広東飯(チャーハン)も香料が鼻について良くない。バナナのベニエ(天ぷら)はおいしいデザートのひとつである。』

南仏のどこか・・エカキに聞いたらアルルだそう・・
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エカキのため息が聞こえてきそうな記述を見つけた・・

『あてどもなく街から街へと気まぐれに旅してはやふた月。重い画材を背に何時たどり着くやもしれない街を求めて資金の尽きるまで我々の旅は続く・・』

次回は『イタリア編』に入ります!
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by nabetsuma | 2008-07-24 07:05 | 旅ツマ3南仏→イタリア

ヴィンテージ・ナベを国内外から収集し「鍋道」を極めんがため精進する不敵な奥様。


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