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2014年 09月 30日 ( 1 )

『ハンター×ハンター<キメラ=アント編>は、放射能と愛の物語だった』

この年になっても面白いモノは面白いと認めたい。そういう意味で冨樫義博のマンガ「ハンター×ハンター」の『キメラ=アント編』は秀逸だった。

作者の冨樫義博、このマンガを少年ジャンプに連載中に何度も休載し、それが結構話題になっていたこともあったが、キメラ=アント編ではそれが頻繁だったため(途中でプチプチと話が切れたため)、気味の悪い昆虫と人間の混合種の戦いだったっけ?という感想しかなかった。

それがこの8月の後半、動画配信サイトのGyao!で無料配信されているのをたまたま見つけたので一気に観てみた。 「76話〜136話」。これは・・酷く考えさせられ、そして意外にも胸を打つ内容となっており違った意味で衝撃的だった。

単に観ても面白いので、時間のある方はどうぞ。ただ、進撃の巨人同様、それなりにエグい場面が少なくないので(リアル放映が深夜だった)そこは理解いただきたい。
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冨樫義博のこのマンガにはクールな老人たちが描かれている。左は暗殺一家の頭領でキルアのじっちゃんのゼノ。いつもユニフォームに「一日一殺」とか「生涯現役」とかの垂れ幕がかかっており、それが笑える。右はハンター協会のネテロ会長、人間社会では最強の念能力者であり、キメラ=アントの王メルエムと闘い、そして負ける。結局、ネテロは自爆することによりメルエムに放射能をあびせ、メルエムは内から滅ぶのであった・・

そのキメラ=アントの王、メルエムの最終場面。唯一交流があった人間コムギに看取られ亡くなるのだが、意識が薄れゆくなか、何度も「コムギ・・いるか?」と尋ねるあたり、雄(オス)はどんな種であってもこうなるのね・・と何十年後(そうあってほしい)かを想像したnabetsumaだった。詳しくはこちら=
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*余談だが、日本の教育に哲学はない(道徳教育がそうだというひともいるが、私は「道徳」は「哲学」ではないと思う)。ちなみにおフランスでは哲学は必須科目であり、高校生は週に4〜8時間の哲学の授業を受ける。

だが、日本のマンガにはその「哲学」が確実にある。それをフランス人は感じているからこそ「Manga」がフランスではクールなのだ!

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by nabetsuma | 2014-09-30 09:44 | KodomoQuest

ヴィンテージ・ナベを国内外から収集し「鍋道」を極めんがため精進する不敵な奥様。


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