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NabetsumaJunk「アメリカという大国病?・・」の巻

(=∧=)totiさんちでも話題に出ていたが、今回のオリンピックは天候・環境・社会情勢という点ではかなりヤバい大会になりそうである。

北京の夏は暑い! 40度の日もあるそうで、なにもわざわざ真夏にオリンピックやるこたあないだろう? というのが一般的な意見。ところが、そこには大国の思惑があり、アメリカのテレビ放送業界が絡んでいる。アメリカにおける夏という季節はバスケやアメフトのオフシーズン、ゆえにテレビ局が視聴率を稼げるということで『夏開催』が都合がいいのだ。

だいたい以前のオリンピックというのは、たとえば東京オリンピックは10月10日が開会式の日だったわけで、当時は秋開催が一般的だった。これが、長年赤字運営だったオリンピックがロスアンジェルス大会で一気に黒字に転向したことをきっかけに商業化が進み、巨大な放映権の利権がからみ、夏開催が定着してしまった、というわけだ。大国というのはおそろしい・・

涼しそうな画像をどうぞ!
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そのアメリカ映画を観た。お約束のツタヤの半額レンタル、題名を『シッコ SiCKO』という。日本でのキャッチコピーは、「テロより怖い、医療問題」だったそうで、観れば本当にそう感じる。

お騒がせ突撃型映画監督マイケル・ムーアの最新作。ドキュメンタリーとしては珍しく見せる映画作り。あきないで最後まで視聴できる。

アメリカ合衆国には「国民皆保険制度」はない。日本は国民皆保険制度を適用しており、これは強制保険であり、医療は「保険診療」が当たり前。この前提がアメリカにはない、ということをまず理解する必要がある。

つまりアメリカ人は私的な医療保険に加入し保険料を支払い、そしていざというときに「支払い拒否」をごまんと受けている現状が映画の中でまず報告される。救急車の搬送代から始まり、検査・手術・処方箋、ありとあらゆるいやがらせのような支払い拒否、その様子に日本人はあっけにとられるであろう。

映画の中では、隣国カナダ・英国・フランスの医療事情も紹介されている。医療費に関してはこの3国は「無償」である。つまり日本のように3割の自己負担(老人は別)はない。これら3国は消費税も2ケタではあるが、医療費の負担は「ゼロ」。我々の国の政治家が「他所の国は消費税2ケタ!」とよく叫んでいるが、高負担にはそれなりの代償としての「良きこと」もあるわけだ。ここんところもよーく考えておこう=

さて映画のクライマックスでは、アメリカ本国でまともな医療を受けられない9.11の消防士やボランティアたちをキューバに連れて行くというシーンがでてくる。キューバは社会主義国であり、医療制度や技術や機器も充実しており、まず医師の数が圧倒的に多い国としても有名だ。ウィキペディアのキューバの医療の記事の一部をコピペしておく。あとは映画を観てほしい。

<プライマリ・ケアを重視した独自の医療制度を採用し、医師の数が国民165人当たり1人と世界一多く、乳児死亡率も1,000人当たり6.5人と先進諸国並みの数字を達成している。ファミリードクター制を採用。各地区に配置された医師が地域住民の健康状態の把握を行う。医師の往診が基本である。医学部は無料で留学生(アメリカ人も含む)も無料。被災地への医師の海外派遣も積極的に行なっている。>

(=∧=)資本主義・社会主義・共産主義、世界にいろんな主義や体制の国があるのは構わない。結局はその国の国民が幸せなのかどうか、だと思う。
by nabetsuma | 2008-07-29 15:27 | ナベツマジャンク

ヴィンテージ・ナベを国内外から収集し「鍋道」を極めんがため精進する不敵な奥様。


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