NabetsumaJunk「かつてホームレス・・・」の巻

ナベツマ・ジャンク/2006年2月1日(水)

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 ナベツマのささやかなボランティアは、梅田を通過する際の「THE BIG ISSUE」という冊子購入である。ビッグイシュー日本版は1冊200円、そのうち110円が販売者であるホームレスの人たちの手取りとなるシステムになっている。元々は英国で始まったホームレスの就業支援と自立が目的の事業であり、編集発行を手がけている有眼会社ビッグイシュー日本の拠点は大阪にある(大阪と言えば日本全体のホームレスの1/3が住んでる都市)。冊子としての楽しみは巻頭のインタビュー、今号は日本サイドがやなせたかし、英国サイドがナベツマの好きな英国人女優エマ・トンプソンであった。彼女は2度アカデミー賞を受賞しているが、ナベツマはどちらかというとアカデミー賞受賞を逃した「父の祈りを」の弁護士役が好きである。

 さて、ホームレス、大阪で有名なパン屋もある靭公園でテントの撤去が行なわれたことは何度もニュースで流れたのでみなさんご存知かと思う。新聞やテレビでも様々なコメントが飛び交っていた。でもあえてひとこと言いたい。寒い冬に一晩でもいいから野外で寝てみろ! 

(**)以下、某局プロジェクトXの田口トモロウの口調でお読みください。

 ナベツマ&その家族は阪神の震災で避難民となった。住んでた家は全壊で傾き居間から空が見えた。地震当日の夜に避難した中学校では教室の固い床で毛布にくるまれて眠った(眠ったと書いたが、横になっただけ、その固さと寒さでとうてい眠ることなどできなかった)。人が大勢集まってくると、まず問題が出るのがトイレだった。地中の下水道が壊れてしまったから、流れないトイレに糞尿があふれ出た。あるときなど、大きな避難所に食料をわけてもらいに行って、ついでに運動場にある簡易トイレに入ったら、なぜか便器の真中から長い棒が1本つきぬけているところに遭遇した。「あにこれ?どーすんの?」・・・不思議に思って覗き込んだら、もう9分目まで○○○がてんこ盛りなのだ。つまりその棒で○○○をかき分けて排便せよ、ということだった。絶句した。95年の冬は寒くて情けなくてつらい始まりだった・・・。


 避難生活とはプライバシーのない生活のこと。そういう意味ではホームレスの収容施設もカーテンだけで仕切られた避難場所なのだろう。そこはまるでこの国の憲法下ではない別世界のような気がする。そうすると、青いテントの中は国民としての最低限の生活を保障する場所にならないだろうか?
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by nabetsuma | 2006-02-01 15:04 | ナベツマジャンク

ヴィンテージ・ナベを国内外から収集し「鍋道」を極めんがため精進する不敵な奥様。


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