『なぜ「Paris」なの? パート 2・・』

頻繁にParisに出かけている理由に「食」が入っていない訳はない。でも・・どんなに美味しいものに溢れていても、居心地の悪い街に長く滞在する気にはならない。これが何と言っても第一の理由だ。

今回はバスの中でも街中の道ばたでもいろいろ助けてもらった。今年は6月28日にゲイパレードが開催された。この日は、バスルートが大幅に変更されていて乗り換えができない、といった場面に遭遇したが、助け舟を出してくれた中年のおじさんは「うちの妹の息子は日本人の嫁をもらっててね」なんて話をしながら「今日は地下鉄にするほうがいい」とアドバイスをくれた。

そうそう、このゲイ・プライド・パレードだけど、同性愛のひとたちのお祭りだが、日本でも最近行なわれようになった。フランスにはそもそも「PACS/事実婚」という結婚制度があるが、同性愛のカップルの結婚制度としてスタートしたものだそうだ。

マイノリティに対して「自由・平等・博愛」の精神のもと、確固としていてそれでいて決して尖った感性でなく穏やかな受け入れの様子がまさにパリだと思う。
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上の写真はメトロの車窓から写した駅構内のデモ(これ、ホームでっせ)。そう、今回はSNCF(フランスの国鉄)の長々としたストに悩まされた人たちは多かっただろう。これまでの5回の滞在のなか、ストに遭遇しなかったことは皆無である。つまり毎回のように何らかのストが行なわれているのがパリだ。SNCFの他、6月はCDG空港の管制管のストもあったし、エールおフランスなんか、しょっちゅうストしてるもんね==前回なんか、アテンダントのストで退役おばあちゃんアテンダントが駆り出されていて、突然倒れたりしないか乗客のこっちが心配したもん、ほんと。

と、何が言いたいかというと、もちろんストには辟易するが、それでもこれが民主主義であり、労働者が自ら働くという権利を保障されている証でもある。どこぞやの国では「残業手当すら削ろう」としているではないか! 労働者のことなんかこれっぽっちも気にしないで、ひたすら産業界に配慮しまくりではないか! このフランスという国は、国民あっての国であり、それは労働者あっての国であるということを高らかに歌っているかのようだ。労働者が堂々としていられることが街の中に充満し、それがたとえ外国人であっても感じられることが、パリに滞在していて「清々しい」のだ。(もちろん色々問題は山積しているみたいだけど)

*写真は、Paris 5区の『Le Val-de-Grâce』
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by nabetsuma | 2014-07-21 20:25 | ナベツマジャンク

ヴィンテージ・ナベを国内外から収集し「鍋道」を極めんがため精進する不敵な奥様。


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