2009年 10月 12日
KodomoQuest「実写版ドラゴンボール!」の巻
そういう意味では期待に違わないbad result、まさにおめでとー状態の「DRAGONBALL EVOLUTION」。
あちこちのDB(ドラゴンボール)スレで語られているように、製作者はDBを東洋のカンフーもんと勘違いし「屁」とも思っちゃいないんだろう、まったく。
イカンいかん、少し冷静になって解析しよう。
まず映画のオープニングでBuっとぶ。悟空の育ての親、孫御飯と悟空が組み手をするシーン。どう見ても「ベストキッド(The Karate Kid)」のじじ孫。この映画、じじ孫役のパットモリタ&ラルフ・マッチオの出世作となったが、低予算でそれなりのヒットを飛ばし「アメリカ風カラテ映画」の代表作となった。これにあやかろうとしたかどうか、ドラゴンボールはハリウッド風お子様ランチに仕上がってしまった。その他の「難」は以下の通り。
◉映画の孫悟空が白人の高校生という設定に驚く。原作の悟空は一度も学校へは行っておらず闘うことが生き甲斐の戦闘馬鹿。大食漢。色恋沙汰は皆無、結婚は嫁の押しかけ婚。
◉育ての親の孫御飯は武天老師(亀仙人)の弟子なのに、映画の亀仙人は孫御飯よりずっと若いし、ハゲていなし、スケベでない。キャラが普通すぎる。
◉映画に出て来る他のキャラは「ブルマ」「ヤムチャ」「チチ」「ピッコロ大魔王」「マイ」と少なく、DB無印(初期編)おなじみの、ウーロン、プーアールがおらず寂しい限り。CGの神竜(シェンロン)もダサい。
◉ピッコロ大魔王の顔色が悪い。本来なら緑色であるべき。しかもピッコロ大魔王を退治する魔封波は『炊飯保温ジャー(義母んちにあったタイガー製のにくりそつ)』とセットなのに、ハリウッド版では『ただの壷』になるというお粗末さ。
◉ピッコロ大魔王が分身を作るプロセスが普通すぎる。原作では「ポコペンポコペンだあれがつついたか」と唱えつつ、口から卵をゲボッと産むという( ← けっこうエグい)強烈なシーンがない!
元々は西遊記風味付けだったドラゴンボールが(イラストで孫悟空が乗っているのは筋斗雲、心が清らかでないと乗れません。持っているのは如意棒)、第2シーズンの「Z」で孫悟空は宇宙から地球を滅ぼすために寄越されたサイヤ人だった、という設定に進化してからがこのマンガの奇想天外な面白さを増大させた。
映画で実写化するなら、とうぜん「孫悟空の子ども時代」からスタートすべきだったのはいうまでもないが、女優のミラ・ジョヴォヴィッチが弟たちの大好きなゲーム「バイオハザード」に一緒にのめりこんで映画化権を買うに至ったような、そういう動機が必須だった。
いま宣伝してる「アトム」も・・そのキャラが・・かわいくない!!!
2009年 10月 09日
KodomoQuest「パリの高校生たち・・」の巻
当時のパリでは、カプコンのゲームソフト「バイオハザード」の広告が地下鉄構内のあちこちに「これでもか!?」というくらいに展開されていた。息子がちょうどゲーム業界に入ったばかりで、息子へのみやげに写真をパチリ。そういうこともありで、ゲームショップで現地高校生と接触を試みたのだった。
手元に残っている手帳のメモによると、ゲームショップはパリ市内の5区に固まっていて、あとは近郊だそう。当時の人気NO.1ハードウエアはプレイステーション、任天堂64も良い、とのこと。男の子たちはRPGが好きで、女の子はマリオが好き。ちなみにマンガやアニメではドラゴンボールとらんま1/2が人気。
思い出深いのは、そのメモを書いている時に覗き込んだ学生たちがスラスラと日本語を読んでいたこと。ええっ?読めんの??、と聞いたら、ほぼ理解できるんだそう。日本製のRPGのゲームをやり込んで行くと、自然と覚えてしまうとのたまう。。。驚愕!!!
フランスのゲームショップでは、仏語に訳され発売されるゲームは当然定価で高い。が、輸入される中古の日本語そのままのソフトは格安なんだそうだ。話を聞いた男子学生たちの友人には流暢には喋れないが、読み書きはできる日本語通がいるんだそうな。もち独学。ビートルズの歌を聴いて英語を学んだ日本人は少なくないと聞くが、同様なことがフランス人でもあり得るのね〜
再び、ちくま新書の「アニメ文化外交」より。スペインで日本語を始めるきっかけの7〜8割はアニメ、マンガだという。スペインだけでなく世界中を旅して講演活動をしている著者が出会う若者たちの多くがアニメが観たくて日本語を始めるというのだ。彼らにとっては、吹き替えではなく、日本の声優によるオリジナルのアニメを観たい、ということなのだ。ふむふむ、いいじゃん!
*検索したら『チークマ』と出てきました。。知らんかった。。。。
2009年 10月 06日
KodomoQuest「日本はそんなに好かれているの??」の巻
そして、生まれて初めて『新書』を買った(book-offでなく新刊書店で)。
読んで驚いた。チェコ・イタリア・サウジアラビア・ミヤンマー・ヴェトナム・スペイン・フランス・カンボジア・ラオス・・著者が講演活動にて訪れた国々である。けっして欧米の一部の国だけではない、世界中の子どもたち(すでに大学生の青年たちまで)に愛されている日本の「マンガ」「アニメ」についてのレポートである。
(注)「manga」「anime」は世界中でそのまま通じる日本語であり、メイドインジャパン/日本製を意味している言葉でもある。「kawaii/かわいい」が世界共通語として使われる現在これからは各国語に訳しにくい「setsunai/せつない」が流行るのではと著者は語ってる。
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2009年 10月 04日
KodomoQuest「静かなる安息日に音楽はいかが?」の巻
☆☆☆☆☆一番のお気に入りから=スペイン語 『クレヨンしんちゃん』
☆☆☆☆☆うん、日本のと変わらないぞ=カタルーニャ語 『落第忍者乱太郎』
☆☆☆☆香港の有名女優Kelly Chenが歌う壮大な主題歌=中国語 『ドラえもん』
☆☆☆☆珍しく編曲せずオリヂナル近し=イタリア語 『らんま1/2』
☆☆☆☆今の20代の方々には受けるかな?=スペイン語 『美少女戦士セーラムーン』
☆☆☆☆30代の方々にどうぞ=韓国語 『キャンディキャンディ』
☆☆☆もうすぐ映画化されるそうです=英語 『宇宙戦艦ヤマト』
★★とても燃え上がれないのをどうぞ=中国語 『機動戦士ガンダム』
☆☆☆☆お口直しにどうぞ=スペイン語『新世紀エヴァンゲリオン』
☆☆☆元歌も好きです=中国語 『天空の城ラピュタ』
☆☆☆続いて宮崎作品です。なかなか良いです=英語 『もののけ姫』
★日本のとまったく違うイタリアオリヂナル。阿久悠のが好き!=イタリア語『デビルマン』
★これも違う版、フランスって変えちゃうケースが多い=フランス語 『北斗の拳』
ちなみにケンちゃん↑ ↑ は・・残虐シーンがカットされ、イタリアでは始まったと思うと10分で終了という噂を聞いたことあり(もち30分番組です)=激短アニメ
全曲分かった方・・素晴らしい!
2009年 10月 01日
NabetsumaJunk「ここのところ、夜は困る・・」の巻
3本借りるつもりが(3本借りると1050円で5本借りるより高くなる)、5本になってしまった。
◉インサイド・マン → 監督がスパイク・リー
◉サージェントペッパー、ぼくの友だち → 主役が「犬」
◉夢駆ける馬ドリーマー → 主役が「馬&ダコタ・ファニング」
◉つみきのいえ → アカデミー賞受賞作品
◉ドラゴンボール EVOLUTION → 文句を言いたいので選択
検索すると、ドラゴンボールがヒドい評判なのはさもありなん。でもやはり見てから言うことは言わないとね=
いただきモノのブラックソルト。