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ミカンな日々・ガン共生記《排泄の助っ人!?》

8/10
夕方、動物病院へ薬をもらいに行く。昨日からまた鼻汁がズルズルと出ている。受診しようかどうか悩んだが、暑いのでやめとする。

8/11
ミカン、うんち出し、おしっこは3回。
そーいえば、ひどい発作があり意識がなくなるとしばらく排泄物は自然に出てくる。へんなお話だが、意識がはっきりしていると逆になかなか出ない。それほど「排泄」は「脳」との関係が深いと言える。

ミカンの腫瘍は小脳にできているのは間違いないのだが、実は大脳にも影があり、もしかしたら転移があるかもしれないとMRI撮影したY医師から告げられている。小脳はもともと運動系の神経をたばねて筋肉を動かしており、大脳はたとえば尿が膀胱にたまると尿意を感じさせ放尿させるための命令を出している・・らしい。

ミカンのどういうリアクションが「尿意」「便意」なのか、ということは意外に簡単にわかる。ヒーヒーハアハア言いながら「腹式呼吸」が始まるからだ。これらは痙攣を伴う発作とは見た目にもかなり異なる。だが、夜中にこのヒーヒーハアハアをずうっとやられるととてもじゃないが眠れない。ヒーヒーハアハア頑張るのだが、これがほんとに出ないんだよね、そばで見ていて気の毒になるほど。腫瘍の影響なのか、寝たきりであらゆる筋力の働きが落ちているからなのか、理由ははっきりとはしないがとにかく「自力で出ない!」。

そこで登場するのがミカン母。
おしっこは圧迫排尿で出す(病院では1回1050円だと思うとがんばっちゃう!)、うんちは便秘薬レシカルボンの助けを借りて出す。その際、大まかなうんちが出たあと、残便感があるのかしばらく気持ち悪く泣くので、最近では直腸のなかに指を入れて直腸の中をぐるりと残りの便をやさしくさらい出す(これって人間の息子にもやったことない技だ・・)。で、ミカンは出すもん出してスッキリし、そして静かなる眠りに入って行く・・・。
by nabetsuma | 2006-08-15 14:27 | ミカンな日々ガン共生記