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『介護家計簿とは・・』

dマガジンでときどき読んでいるサンデー毎日の「介護家計簿」。例えば3月7日号で紹介されている90才と87才の両親の介護の例だと、2人の年金が32万強あって月々の出費も同額である。それが可能なのは娘さんが同居して両親の面倒を見ているから。つまり、特養以外の老人施設に預かってもらったら、まず2人分の費用を2人の年金でまかなうのは至難の業だろう。

ひと様んちの家計簿はリビング新聞でもよく見かけるが(携帯代の凄さにいつも驚いている)、当事者にとって自分の親の介護&生活費にどれだけかかっているかを計算するのはよほど気丈夫でないとやってられない。幸い当方はそれが終わったのでお気楽にここに取り上げているけど、介護まっただ中の時代に何度絶望的な気分に襲われたことか!?

それでも今よりましなのは、後期高齢者の医療費が1割負担だったことと(現在は年金収入そこそこあると2割負担)、田舎にケアハウス(軽費老人ホーム)が結構あって療養医療型の施設がまだ存在していたこと。3人の介護が5年で終わったこと、これらに尽きる。36年前、東京ですべての保育所入所に落ちたのは私たちだったけど、
そして・・その後ウン十年経って、特養入所に何度も落ちたのも我々だ!
変わってないね、何年経っても。。。

*保育所も特養も入所審査の点数制は同じです。特養は親子が離れて住んでいると点数あがるけど、実際には介護施設側に言わせると「何かあったときにすぐに親族が駆けつけてくれないのは困る」ですから。
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by nabetsuma | 2016-03-17 17:19