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ミカンな日々・ガン共生記《動物の世界にもMRI》

2006年2月14日(火)/日録 by ミカン母

 ミカンが11歳になろうとしていた去年の春先に異変は現れた。散歩のときに後ろ足がもつれるのである。かかりつけの獣医に診てもらったが、最初は「腰でも悪くしたんですかねえ・・」ということで、「運動を軽いものにしてください」だった。

 そのうちに体をブルブルッとゆすったときにバランスをくずし倒れ込むようになった。おかしい!そこでセコンドオピニオンをもとめ、別の獣医に診てもらう。血液検査や尿検査からは異常数値は出てこなかった。ただ、診察室で体をブルブルした際、片目が軽くまわる様子に気づいた獣医が、「三半規管から奥の前庭に何か異常があるのかもしれませんね。そのあたりを検査するにはCTを撮らないと。関西だと大阪府立大まで行くしかありませんが・・」と説明をしてくれた。

 それからはネットで検索の日々だった。大阪府立大は遠方だ。大阪の南部、堺市にある。我々の住んでる京都の桂からは、高速を含めても3時間はかかるだろう。検査後に手術なんて言われた日にゃあ、人間は京都にもどり、ミカンは心細い大阪に残されることになる。これはなんとしても避けたい。京都にないのかなあCTの設備は・・・、と思いつつ調べまくり、そのうち「南京都夜間動物診療所」という獣医師が集まって作っている夜間専用救急病院にMRIの設備があることが判明した。

**さらりと「MRIの施設を見つけた」と書いたが実際はそう簡単ではなかった。なぜなら、検索をずうっと「CT」で行なっていたためだった。CTの施設は大阪府立大以外に出てきたのが、滋賀の動物病院だけ。そこのHPには「料金などの問い合わせで病院に電話してこないでくれ」とあった。なんじゃあこりゃあ!!! ちゃんとどんな質問にも応えてくれるのがまともな医者、と常々信じているミカン母。こんな獣医はこっちからお断りよ!

**『南京都夜間動物診療所』http://www.fsinet.or.jp/~nac/

 
by nabetsuma | 2006-02-14 16:58 | ミカンな日々ガン共生記