2009年 03月 02日
KodomoQuest「修学旅行あれこれ・・」の巻
(=∧=)さて、中高の修学旅行・・こちらで話題になっていた。
近頃は海外旅行も少なくないそうな。で、うちの息子だが、高校時代の修学旅行は長野のスキーツアーだった。親はまあ内容はよく分からなかったが(スキーについての知識がまったくない)、付き添いの教師が2年全体を引率してたったの「3人」と聞いて非常に驚いたことは覚えている。
「先生!たった3人で大丈夫なんですか?」
「はは、朝から夕方までスキー三昧なので、大丈夫なんですよ。」
とのことだった。へええーー
で、旅行から帰って来た息子に「どうだった?」と感想を聞いたら
「うん、マロニー丼!」と答えた・・なにそれ?
来る日も来る日も食事が「鍋」なんだそう・・昼も夜も「鍋」、で、おひとり鍋だってさ〜 最初はテーブルの上に生徒の数だけ小鍋が並んでて、みんな期待したんだそうな・・
で、グツグツ煮立っている鍋の「フタ」を取ったら、そこには・・
「マロニー」ちゃん〜
あとは薄切りの豚肉が1枚に野菜が少々のみ。あまりの貧弱さに生徒たちはブーブーぶうたれたそうだが、先生はひとこと!
「おまえらのインストラクター代にほとんど旅費は消えてるんだ。がまんしな〜」ってさ。
つまりはスキー旅行の目的は全員スキーが滑れるようになること。
そのために「3人の生徒に1人のインストラクター」がつくんだそう。それで食費にしわ寄せが・・
生徒たちは毎日の食事に辟易しつつも、ご飯だけはお替わり自由だったので結局はグツグツ煮えているマロニーをご飯にぶっかけ「マロニー丼」なるものを発明した。そして昼間はスキーに没頭し、夜はひもじさに耐えながら昼間の疲れで眠りにおちた・・
ああかわいそ
で、4日間?のスキー合宿を無事終え下山し長野駅に向う途中で生徒たちが連れて行かれたのが「善光寺」。ここで彼らは昼食をよばれたらしい。で、その感想、
「ああ世の中にこんなに美味しいモノがあるとは・・感動した!」ってさ〜
「美味しいモノってなに?」
「炊込みご飯やらいろんな精進料理。ちゃんと料理っていうかんじの食事。もお涙ぐんじゃったよ」。
みなさま・・
たまには子どもたちをこういう境遇に置く、というのもいいかもしれませんよ。
(=∧=)追加情報:これが10数年前のお話だが、当時のスキー合宿のまかないを担当していたのは言葉がほとんど通じないフォリナーのバイトだったらしい。生徒たちが直接不満をぶちまけても
「わからないあるよー」。。はは、仕組まれてたりして。。。